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2013.10.28

九州大学見学~高校2年生~

 10月25日(金)に、進路指導の一環として、高校2年生(27回生)が九州大学・伊都キャンパスの見学に行きました。到着後、早速、大学内の学食やカフェテリアで昼食をいただきました。定食や麺類、丼物などの豊富なメニューから、自分の食べたいものを選ぶのに迷っている生徒も多かったです。ちなみにこの日は少し肌寒い日だったので、グラタンなどの温かいものが大人気でした。また、手作りパンの販売所からもおいしそうな匂いが辺りを漂い、職員もついついお土産にパンを購入しておりました。昼食後は稲盛財団記念館に移動して、九州大学の学部説明のDVDを視聴し、大学の概要の説明を受けました。
 九州大学は福岡県内の数カ所にキャンパスがありますが、現在箱崎キャンパスにある学部・研究室が順次伊都キャンパスに移転予定で、伊都キャンパス内を移動する際には新しい施設の建設現場もいくつか目にしました。
 その後、学年を三つのグループに分け、「風レンズ風車」・「水素ステーション」・「伊都図書館」を順次見学しました。「風レンズ風車」はEテレの『サイエンスZERO』でも紹介されたことのある、画期的な風力発電設備です。風車の周囲にリング状の集風体「風レンズ」があり、発電能力は従来のものと比較してなんと2~3倍のとのこと。また中型の風レンズ風車は、洋上での実験も予定されているそうで、今後の実用化が大変期待されております。「水素ステーション」では、燃料電池車に供給する水素がどのようにして作られるか、またその保存方法などの説明を受けました。理科の授業で習う電気分解の理論を使って水素を作り出すとのことで、生徒たちも自分たちが学んだことが最新研究に応用されいることに興味津々。また、実際の燃料電池車も見せていただき、モーター音の静かさや乗り心地を確かめたりなどの貴重な体験もできました。
 「伊都図書館」では図書館のスタッフの方に各フロアを案内していただきました。図書館内では自習用のスペースだけではなく、グループ学習用の学習室で実際に大学生が活動している様子や、地下の自動書庫から蔵書が機械でカウンターへ運ばれる様子なども見ることができました。岩田の図書室とはまた違った、最新の設備と広さを兼ね備えた図書館に、生徒たちもひとしきり感心しておりました。
 今回の九大見学を通して、生徒たちはとても多くのことを学ぶことができました。この貴重な経験を今後の進路選択の参考にして、将来の夢の実現に向かって力強く前進してもらいたいと思います。