10、11月に第二回英語検定試験が実施され、1年1組の戴 越さんが、見事最難関の1級に合格しました。
全国でも合格率が10%にも満たない試験に一発で合格したという結果の裏には彼女の並々ならぬ努力がありました。今後ともこの英語力を活かして、さらに上に向かって挑戦し続けてほしいと思います。彼女の限りない努力と、このような難関な試験に尻込みせず挑んだ強い気持ちに、心から賛辞を贈ります。おめでとう!
「英検1級には2つの試験があります。1つ目は筆記試験で、これが通れば面接を受けられます。筆記試験では、とにかくたくさんの単語を覚え、文章読解力を高める必要があり、この2つを主に取り組みました。
面接は英語をすらすら言えるという事だけでなく、経済や社会問題の理解とそれに対する自分の主張を考えるという事が不可欠でした。分からないことばかりな私にとって難しすぎる挑戦で、家族や友達に迷惑をかけたり、あきらめそうになったことがありました。
英検1級の試験へのプレッシャーと不安はとても大きかったのですが、その一方で合格したことが分かった時の達成感や嬉しさはそれ以上に大きかったです。周りの期待に応えたということだけでなく、自分の頑張ってきた成果がやっと形となって表されたという感動も得ることができました。このような体験をいかして、他の分野の事にもチャレンジしたいです。」(中1 戴 越 さん)
高2APUコースで「日本はTPPに参加すべきである」を論題とする第1回のディベート大会を行いました。これが初めてのディベートかと思えるほど、ポイントを押さえた尋問をする生徒がいる一方で、否定派の中には、自分の力を思うように発揮できずに、あとで悔し涙を流す女子生徒もいました。
ディベートの準備は週2時間。論題についての知識を理解した上に、それを駆使して賛否を争う知の競技としてのディベートはそう簡単に出来るものではなく、しかも論題は大人でもよくわからないTPP。班単位ということもあり、最初はやや私語が目立って心配でしたが、ディベート大会が近づくにつれて、生徒の表情は「よりよいディベート」を作ろうとするひたむきな表情に変わっていきました。真剣なまなざしで話し合う反省会で聞こえてくるやる気に満ちた生徒の声…準備不足もありましたが、生徒は大きく成長していると感じました。
1月23日(水)にAPUで実施される本大会では、生徒はたくましく成長した姿を披露することでしょう。次回の第2回大会は、肯定・否定の立場と分野を変えて、12月12日(水)に校内でおこないます。保護者の皆様や中学校の先生方のご参観を、心よりお待ちしています。