9月13日(土)、第32回学園祭が開催されました。初日の開会式では生徒会副会長の安東航星くんの力強い開会宣言のあと、生徒会長の草地千晃くんより挨拶がありました。
「今年のテーマは『道~今までの軌跡、これからの奇跡~』です。過去の伝統ある道(軌跡)を辿り、その先の道(奇跡)をともに歩んでいこうという意味が込められています。
開会式に続くオープニングセレモニーでは生徒会役員を中心に、テーマとなる“道”への思いを、趣向を凝らした演出と高度な編集を施した映像、インパクト満点の大道具を駆使して表現し、全校生徒の大喝采を受けました。
午後からは、部活動発表が体育館で行われました。書道部(近代詩と漢詩)、ESS部(Let’s Enjoy English)、歴史研究部(男前、北条政子に迫る!)の順で披露され、どれも日頃の努力の成果をいかんなく発揮しました。また、14時からは、6号館1階被服室で恒例の茶席(1年生と4年4組の生徒が全員参加)が開かれ、参加者は慣れない作法を神妙な面持ちで経験していました。
2日目の体育大会予行、3日目の体育大会に続く4日目は、イベントステージ・模擬店・バザー・クラス展示が行われました。この日は私服許可日とあって校内の雰囲気が一気に明るくなります。ただ、この私服日が生まれた背景は、スタッフやイベントに参加する生徒の衣服が汚れることと、前日が体育大会であるため体操服も洗濯中…という理由も重なり、学校は華美にならない服装という条件でこの日のみ許可をしています。学園祭オリジナルのTシャツやポロシャツを着た生徒が学園祭を盛り上げていました。
午前中は、体育館で岩田ライブや岩田レコードが繰り広げられ、歌・演奏・ダンス・コントが目白押しの盛り上がりで、観衆を魅了しました。なかでも体育科の阿部先生がABE45のリーダーとして披露したダンスは、その完成度?の高さから生徒たちの大歓声を浴びていました。
また、この日は各教室で展示が公開・審査され、スタンプラリーの用紙を片手に生徒たちは汗と涙の作品を鑑賞していました。今年は模型・演出のクオリティが高い作品が目立ちました。また、午後からは中庭で、グループ対抗のクイズなどのイベントや模擬店がスタートし、中庭の観客席は生徒・保護者で埋め尽くされ、賑わいは最高潮に達しました。そして、恒例の人気プログラム「バザー」では多くの品物が次々と売られていきました。保護者の皆様、ご協力誠にありがとうございました。最後のプログラムは大抽選大会で、豪華賞品に変わるとあって、一つずつ発表される度に大歓声が上がっていました。
学園祭5日目。午前中は体育館で学園発表が行われました。
午後からは会場をホルトホールに移し、“芸能祭”が開幕しました。“芸能祭”とはこうしたホールで行う発表のことです。芸能祭初日は、文芸・部活動発表です。ギター部による「水上の音楽」、寮生による「青鬼in樟英寮」、クラス発表、伏見先生と生徒3名による弦楽演奏、5年4組のプレゼンテーションが発表されました。また、レシテーション(校内英語暗唱大会)において最優秀を受賞した中川陸朗くん(5年4組)の「Pandora’s Box」と戴 越さん(3年3組)の「First Impression」が披露され、流暢なスピーチ、表現力豊かな表情で、観客を魅了しました。最後には「全校作成」のエンドロールが流され、ここまでの軌跡を全員で鑑賞しました。Aパートの裏方の皆さん、秒刻みの運営、本当にお疲れ様でした。
最終日となる6日目は引き続きホルトホールにて行われ、はじめに各学年の予選を勝ち抜いた生徒による弁論大会『岩田生の主張』がありました。最優秀賞は伊勢戸日菜さん(5年2組)「言葉と声・言葉と心」、優秀賞は小野麗奈さん(2年2組)「異文化にふれて」が受賞しました。また、他の主張も素晴らしい内容で、自分を見つめ、新たなら一歩を踏み出すという決意がしっかりと伝わってきました。
最後は、高校2年生による演劇です。本校には演劇部はありませんが、5年生で出演者・スタッフを選抜し、大作『Roundabout』に挑みました。結ばれることのない過去と未来が結ばれるタイムトラベルで、バラバラになっていた人々の心が、糸を紡ぐようにまとまっていき、最後には、「道~これまでの軌跡、これからの奇跡~」という模様が完成しました。限られた期間の中、ここまで完成度の高い作品に仕上げるには大変な努力があったでしょう。演技をする生徒のほか、大道具・小道具、音響や照明、衣装や 台本・ポスターの作成などすべて生徒の手作りです。
演劇のあとは、いよいよフィナーレの閉会式。式では各賞の発表、生徒会長挨拶、そして最後に全校生徒が肩を組み校歌の大合唱です。感動で泣きじゃくる生徒も多数いました。今年も生徒たちに大きな感動を残して6日間の学園祭は終了しました。本校では、学園祭を通じて望ましい人間関係を形成し、集団への所属感や連帯感を深め、よりよい学校生活を送っていこうとする自主的、実践的な態度や健全な態度を育てることを目的としています。この学園祭に協力していただいた保護者の皆さん、関係団体の方々、学校周辺の岩田町・南津留の方々に深く感謝いたします。
朝から曇り空、微風という、体育大会としては絶好の天候に恵まれた本日、岩田学園体育大会が盛大に行われました。前日の予行演習は晴天の下、強い日差しが降りそそぎ、体力を消耗する生徒が出ましたが、本番は願ってもないコンディションでフルプログラムを実施することができました。また、 「これまで一度も延期がない体育大会」という歴史を今年もクリアできたことは大きな喜びです。
開会式では入場行進の後、南軍団長木下瑛翔君(高2)と北軍団長草地千晃君(高2)によって力強い選手宣誓が行われました。今年のテーマは『夢進』、実行委員長の門田優太君(高2)はあいさつの中で「正々堂々とベストを尽くして下さい。」と声高らかに宣言しました。柳井校長は、「岩田の体育大会は感動を与えてくれます。どうか我が子の光り輝く姿を眼に焼きつけてください。」と、ご家族の方へ向けた思いを伝えました。
競技では両軍とも真剣勝負に挑み、午前・午後とも速報の発表毎に優位が二転三転するという白熱した状況が最後の南北リレーまで続きました。閉会式で実行副委員長の田﨑真法子さん(高2)から、激戦の末北軍が勝利したとの結果が発表されると、北軍選手団の大きな歓声が上がりました。これで北軍は4連覇。通算成績は北軍13勝、南軍19勝となります。
また、保護者用駐車場(弁天大橋西岸)からは、岩田学園を結ぶ「シャトルバス」が今年も運行されました。これは保護者会の運営ですが、毎年好評で、多くの保護者に利用していただきました。
毎年のことですが、前日午後、当日も早朝から体育大会スタッフや有志の生徒たちが、グラウンド整備、音響機器のセッティング、団体競技用用具類の準備に勤しむことで、この盛大な体育大会を支えてくれました。実行委員を中心とした生徒たち(高校3年生の有志含む)が、一心不乱に協力して作業する姿は、記録に残るモノではありませんが、昔も今も変わらない岩田学園の宝物です。生徒の皆さん、ほんとうにお疲れさまでした!
8月30日(土)、今年で7度目の開催となる『岩田中学プレテスト』が実施され、県内・県外あわせて180名を超える受験者がありました。受験者数が大幅に増加したのは一昨年からで、その背景には「私立中学に対する関心の高まり」や「岩田医進クラスへの志向の高さ」などがあると判断しています。
当日は、受付開始時間前から多くの受験生が訪れており、テストへの意気込みの高さを感じさせられました。受付を終えた受験生は、保護者や塾の先生方の激励に見送られて、皆、本番さながらの緊張感を持ってテストに臨んでいました。なお、試験結果は本校の合格可能性を示す判定とともに近日中に発送いたします。
さて、本番の入試まで残すところ4ヶ月あまりとなりました。岩田学園ではたくさんの受験者をお待ちしています。受験生の皆さん、最後の追い込みをがんばってください。