10月25日(金)に、進路指導の一環として、高校2年生(27回生)が九州大学・伊都キャンパスの見学に行きました。到着後、早速、大学内の学食やカフェテリアで昼食をいただきました。定食や麺類、丼物などの豊富なメニューから、自分の食べたいものを選ぶのに迷っている生徒も多かったです。ちなみにこの日は少し肌寒い日だったので、グラタンなどの温かいものが大人気でした。また、手作りパンの販売所からもおいしそうな匂いが辺りを漂い、職員もついついお土産にパンを購入しておりました。昼食後は稲盛財団記念館に移動して、九州大学の学部説明のDVDを視聴し、大学の概要の説明を受けました。
九州大学は福岡県内の数カ所にキャンパスがありますが、現在箱崎キャンパスにある学部・研究室が順次伊都キャンパスに移転予定で、伊都キャンパス内を移動する際には新しい施設の建設現場もいくつか目にしました。
その後、学年を三つのグループに分け、「風レンズ風車」・「水素ステーション」・「伊都図書館」を順次見学しました。「風レンズ風車」はEテレの『サイエンスZERO』でも紹介されたことのある、画期的な風力発電設備です。風車の周囲にリング状の集風体「風レンズ」があり、発電能力は従来のものと比較してなんと2~3倍のとのこと。また中型の風レンズ風車は、洋上での実験も予定されているそうで、今後の実用化が大変期待されております。「水素ステーション」では、燃料電池車に供給する水素がどのようにして作られるか、またその保存方法などの説明を受けました。理科の授業で習う電気分解の理論を使って水素を作り出すとのことで、生徒たちも自分たちが学んだことが最新研究に応用されいることに興味津々。また、実際の燃料電池車も見せていただき、モーター音の静かさや乗り心地を確かめたりなどの貴重な体験もできました。
「伊都図書館」では図書館のスタッフの方に各フロアを案内していただきました。図書館内では自習用のスペースだけではなく、グループ学習用の学習室で実際に大学生が活動している様子や、地下の自動書庫から蔵書が機械でカウンターへ運ばれる様子なども見ることができました。岩田の図書室とはまた違った、最新の設備と広さを兼ね備えた図書館に、生徒たちもひとしきり感心しておりました。
今回の九大見学を通して、生徒たちはとても多くのことを学ぶことができました。この貴重な経験を今後の進路選択の参考にして、将来の夢の実現に向かって力強く前進してもらいたいと思います。
10月20日(日)本校で第1回入試説明会が行われました。中学・高校とも入試要項が配布され、いよいよ受験のシーズンが迫ってまいりました。大講義室は子ども連れの家族で、200人近くの参加者でいっぱいとなりました。9月実施の岩田プレテスト同様に、確実な評価と盛り上がりを感じる会となりました。昨年から特に顕著となった「岩田志向」、「一番勢いのある学校」という評価を真摯に受け止め、さらなる進化に向かって邁進いたします。説明会は、「岩田がめざす目標」→「入試制度」→「授業料減免」→「医進クラス」→「岩田の強み」→「出題傾向」→「入学募集要項」の順で行われ、特に教科毎の「出題傾向」については、読み上げられる内容を熱心にメモを取る姿が見られました。また、説明会終了後も寮の見学や学校内の施設見学を希望する家族が多数残りました。次回の第2回入試説明会・公開授業は11月16日(土)を予定しています。受験生およびご家族の方はぜひお越しになってください。たくさんのご参加、お待ちしております。
学園だより10月号を掲載します。
10月号では、第31回学園祭「彩(えがく)」特集、7~9月部活動結果報告、指定校推薦について、保護者会主催行事などを掲載しております。
平成25年度全国寮制学校協議会(全寮協)合同相談会が、全国4会場で開催されます。
北海道から沖縄までの生徒寮を持つ学校25校(内オブザーバー校1校)が、合同で相談会を実施します。非常に特色ある学校が揃っています。多くの学校のブースを回り情報収集すると、必ずや自分に合った学校・寮に巡り会えると思います。
名古屋 会場 : 11月 8日(金)マリオットアソシアホテル17F 13:00~17:00
大 阪 会場 : 11月 9日(土)阪急グランドビル26F 13:00~17:00
横 浜 会場 : 11月15日(金)崎陽軒本店6F 13:00~18:00
東 京 会場 : 11月16日(土)東京国際フォーラム ホールD7 7F 13:00~17:00
6日間にわたった学園祭もいよいよ最終日となりました。はじめに各学年の予選を勝ち抜いた生徒による弁論大会『岩田生の主張』がありました。最優秀賞は尾﨑 碧さん(5年2組)「最強武器を手に入れろ!」、優秀賞は矢野君佳さん(2年3組)「ノストラキミカの大予言」が受賞しました。また、他の主張も素晴らしい内容で、自分を見つめ、新たなら一歩を踏み出すという決意がしっかりと伝わってきました。また、主張の最後には、校内英語暗唱大会において最優秀を受賞した成松亜里沙さん(5年4組)の「Time Noodles」(※『時そば』は、古典落語の演目の一つ。)が披露され、その流暢なスピーチ、表現力豊かな表情で、見事に英語で落語を表現していました。
最後は、高校2年生による演劇です。本校には演劇部はありませんが、5年生で出演者・スタッフを選抜し、大作『YOU’VE LOST MAIL』に挑みました。張り詰めた緊張感漂う展開が続く中で、友情・失踪・復讐の真実が明らかになるシーンでは、思わず涙を拭う生徒・保護者・職員でした。限られた期間の中、ここまで完成度の高い作品に仕上げるには大変な努力があったでしょう。演技をする生徒のほか、大道具・小道具、音響や照明、衣装や 台本・ポスターの作成などすべて生徒の手作りです。
演劇のあとは、いよいよフィナーレの閉会式。式では各賞の発表、生徒会長挨拶、そして最後に全校生徒が肩を組み校歌の大合唱です。感動で泣きじゃくる生徒も多数いました。今年も生徒たちに大きな感動を残して6日間の学園祭は終了しました。本校では、学園祭を通じて望ましい人間関係を形成し、集団への所属感や連帯感を深め、よりよい学校生活を送っていこうとする自主的、実践的な態度や健全な態度を育てることを目的としています。この学園祭に協力していただいた保護者の皆さん、関係団体の方々、学校周辺の岩田町・南津留の方々に深く感謝いたします。
学園祭5日目。午前中は、体育館で新企画の「IWATA Quality」が行われました。事前に、全校一斉でクイズを行い、各学年の成績上位者たちによってチームが組まれました。「~.com の com の意味は?」や「人に含まれる重金属は?」等、様々なジャンルから難易度の高いものが出題され、教員チームもタジタジでした。
午後からは会場を大分文化会館に移し、“芸能祭”が開幕しました。“芸能祭”とはこうしたホールで行う発表のことです。芸能祭初日は、文芸・部活発表があり、ギター部による「ハートキャッチ」、「寮生発表」、クラス毎の研究発表では、ダンスを組み込んだ発表や、日本舞踊、合唱、カップヌードルの歴史、4年合同演劇、プレゼンテーションなどテーマに沿った演出が見事に施されていました。
特にAパートの裏方の皆さんは、秒刻みの運営、本当にお疲れさまでした。
晴天のもと、学園祭も4日目となりました。この日は私服許可日とあって校内の雰囲気が一気に明るくなりました。私服はイベントなどに参加すると衣服が汚れるし、前日が体育大会であるため体操服も洗濯中…という理由で、学校は華美にならない服装という条件でこの日のみ許可をしています。学園祭オリジナルのTシャツやポロシャツを着た生徒が学園祭を盛り上げていました。
午前中は、各教室で展示が公開・審査され、スタンプラリーの用紙を片手に生徒たちは汗と涙の作品を鑑賞していました。体育館では岩田ライブや岩田レコードが繰り広げられ、歌・演奏・ダンス・コントが目白押しの盛り上がりで、観衆を魅了しました。若手の先生たちによるコントやダンスも披露され、その精度の高さ?に生徒たちも大喜びでした。また、午後からは中庭で、グループ対抗のクイズなどのイベントや模擬店がスタートし、中庭の観客席は生徒・保護者で埋め尽くされ、賑わいは最高潮に達しました。そして、恒例の人気プログラム「バザー」では多くの品物が次々と売られていきました。保護者の皆様、ご協力誠にありがとうございました。茶席(1年生と4年4組の生徒が全員参加)は、家庭科室で、慣れない作法を神妙な面持ちで経験していました。最後のプログラムは大抽選大会で、豪華賞品に変わるとあって、一つずつ発表される度に大歓声が上がっていました。
この日ほど好天に恵まれたのは7年ぶりでした。前日から風はやや強いものの、予行練習もも2年ぶりにグラウンドで行われ、本番当日もフルのプログラムで実施することができました。
「これまで一度も延期がない体育大会」という歴史をしっかりとつなぐことになりました。
毎年のことですが、体育大会スタッフや有志の生徒たちによって、前日午後の準備や当日早朝におけるグラウンド整備、音響機器のセッティング、団体競技用用具類の準備が行われ、この盛大な体育大会を支えてくれました。
実行委員を中心にした生徒たちが、一心不乱に協力して作業する姿は、記録に残るモノではありませんが、昔も今も変わらない宝物です。
開会式では入場行進の後、北軍団内田涼太)君(高2)と南軍団長山口敬太君(高2)によって力強い選手宣誓が行われ、大会は始まりました。今年のテーマは『 突 破 』、実行委員長の首藤侑恒君(高2)が挨拶として「それぞれの目標を突破してください」と声高らかに宣言しました。柳井校長からは、「岩田の体育大会は感動を与えてくれます。どうか我が子の光り輝く姿を眼に焼きつけてください。」とご家族の方へ、その思いを伝えました。
その後、両軍とも真剣勝負に挑み、競技結果は、実行副委員長の平川こころさん(高2)が、まれにみる激戦の結果、北軍が勝利したことを発表しました。雪辱に燃える南軍が、前半リードをしたものの、北軍がラストスパートで逆転し、3連覇を果たしました。
保護者用駐車場(弁天大橋西岸)で今年も保護者会が岩田と駐車場を結ぶシャトルバスを運行しました。シャトルバスはとても好評で多くの保護者が利用されました。
9月14日(土)、第31回学園祭が始まりました。開会式では生徒会副会長の得丸奈央さんの力強い開会宣言のあと、生徒会長の津村佳希くんより挨拶がありました。
「今年のテーマは『彩~それぞれの個性、それぞれの心~』です。生徒一人ひとりの個性を尊重しながら、全体に活かしていくのと同時に、それぞれの想いを学園祭という大きな舞台で描きだしたい!」という考えから、学園祭テーマにしました。
今年のオープニングセレモニーでは生徒会役員を中心にテーマとなる“彩”への思いを、趣向を凝らした劇として演じ、恒例の書道部との見事なコラボで大喝采を受けました。
このあと、東西対抗の学園発表と歴史研究部による発表“家康打倒プロジェクト~関ヶ原への道~”や書道部“騰蛟起凰”が行われ、どれも努力の成果を発揮しました。